(文章:pondさん)

■昭和へタイムスリップ!「ハッピー酒場
ホテルを早めに出て店の前でみなさんを出迎えました。小部屋のことで店長と相談しましたが、椅子式の部屋は8人が精一杯で、座り込むことになりました。ハッピー酒場ちゃぶ台も昔のポスターもラジオもあり、足を投げ出せるスペースがあることを確認して、カミさんをそこに残し外に出ました。13日の朝に福岡を出たのでその後の変更が分からず少々気を揉みましたが、高橋さんもおられることだし、のんびりと待つことにしました。

外は結構風が強く、行き交う人も襟を立てて通りすぎていきます。看板の「ハッピー酒場」はレトロな雰囲気でいい感じでした。通行人を見ていると、やはり1970年代とは服装が違います。精一杯のお洒落というよりゆとりのあるいい加減さとでもいいましょうか。中国語もかなり聞かれましたが、週末のウカレ気分だけは変わりませんね。

寺田さん(ジョーさん)が10分ほど遅れると店長が云ってきた後、見慣れたanseiさんとお姉さま方、高橋さんも現れました。そんなこんなで出揃ったとして、料理7品の2000円コース+飲み放題1200円をオーダーして乾杯です。

■季節の前菜
■ハムカツ
■プリプリ海老のマヨネーズ和え
■豚タン味噌漬け焼き
■蒸し豚の薬味おろしポン酢がけ
■ハイカラサラダ
■オムレツ焼きそば
ハッピー酒場

上記のものが出たかどうかは定かではありませんが、飲んだり喰ったりおしゃべりと展開した次第です。昭和そのものの話は記録できるほど出なかったようで、個々それぞれ楽しい会話をされたと思います。わたし自身無責任のかたまりでして、「研修会でもあるまいし」と特に注意を促したりもしませんでした。

ハッピー酒場 ハッピー酒場
ハッピー酒場 ハッピー酒場

やがてジョーさんも現れ、特別のあいさつもなく、まるで10年来の知己のように話し合うことが出来ました。これもpwサイトのおかげでしょう。ワイワイガヤガヤで瞬く間に2時間が過ぎ、次の段階へ話題が進みました。「どん底」に決まり、歩き派とタクシー派に分かれ、♪夜の新宿 こぼれ花♪とはいきませんでしたが目的地へ向かったのでございます。

■1951年創業の「どん底
このへんからそろそろみなさんの正体が現れてくるのです。電話で頼んでおいたので、三階に席がつくってありました。
さあ、オーダー。焼酎ボトルでお湯割り、ロック、水割り、ビール、それにanseiさんは‘ドライ・マティーニ’ときた。おいおい大丈夫かな。日頃節制している彼のことなんて心配顔のうちに更に乾杯!

わたしはここで2度の失敗を告白しなければなりません。あ、身を乗り出しましたね。ヘヘヘ、そんな大したことではないんですよ。ひとつは高橋さんの前で焼酎ビンをひっくり返したこと。ああ、もったいない。もうひとつはanseiさんの貴重なカクテルを、手をぶつけて半減にしてしまったことです。なに、人の酒だからホントはなんとも思っていないんですけどね(ないしょ)。ここでは10時頃まで居たでしょうか。とにかく、みくさんの元気さだけは記憶しています。
どん底 どん底

■宴もたけなわ!締めは「カラオケ」!
さあ、締めくくりのカラオケです。多分オフ会でのカラオケは初めてではないでしょうか。どん底からほんの数分のところにあったのですが、場所が場所だけに狭く、田舎とは大違いでした。
高橋さん、ジョーさん、夢子66さん、みくさん、わたし+カミさんの6人は酎ハイを飲みながらわめくような唄、情緒ある歌い方など、新旧取り混ぜた歌謡ショーに酔いしれました。
♪飲んでー 飲んでー
    呑まれて 飲んで♪
カラオケ

高橋さんの想いがこもった、しぼり出すような声は新宿の夜に放たれ、おのれの青春と重なって空をめぐりました。

カラオケ ♪すみれのはーなー
        咲くーころ♪
宝塚の名曲を、ジョーさんは身振り手振りをまじえて、まさに歌い上げました。

カラオケ
夢子66さん、みくさんは新しい歌を個性豊かに唱われました。

カラオケというのは不思議な魅力があります。書き込みなどでおおよその人物像は理解できます。オフ会もそうですね。加えてカラオケともなれば、日頃顔を会わせない人の歌声 − これは貴重ですよ。
また、オフ会ちょくちょく開きたいものです!


事務局追記)
pondさんは講談社の<「夫から妻へ、妻から夫へ」贈る3つの言葉>というエッセイ募集に当選なさいました。
pondさんの文章は4月21日の読売新聞夕刊に紹介されるはずです。
また、小説現代(4月22日号)、月刊現代(5月1日号/予定)にも掲載される予定です。
皆さんチェックしてみてくださいね。

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